子供達の反応

2016年の夏休みに亮太くん(16歳)とまりあさん(15歳)を、7月27日(水)から8月11日まで英国に招待しました。

二人は、同年代で日本語を勉強している英国人のお宅にホームステイして、昼間は観光を楽しみました。

最後の日、ヒースロー空港のイタリア料理店で食事をした時、私とまりあさんはスパゲッティーを食べました。私は、フォークとスプーンを使いながら食べ、まりあさんはフォークだけを使い食べました。彼女は、最後にお皿を両手で持ち上げてすすろうとしたので、私は西洋のテーブルマナーの説明をしました。西洋では、お皿に絶対に口をつけてはいけないことを。

次回から、最初の日にオリエンテーションをして、ホームステイでの注意点やマナーの授業、そして少しだけ英語の授業を入れた方が良い、と思いました。

『何が一番楽しかった?』と聞いたところ、二人とも『全部楽しかった』と答え、『どこが一番よかった?』との質問には『全部よかった』と答えました。帰りの飛行機の中でも、まりあさんは『もっとずっと長くいたかった。』と言っていたようです。彼女の希望は、将来英国で1年間勉強をすることです。

今回、嬉しかったのはふたりとも心を開いて、なんでも話してくれたことです。そして、まりあさんが私を母のように感じている仕草がいくつかありました。例えば、私がちらし寿司を食べている時に、隣で『あ、まぐろ好き。食べてもいい?』と軽く聞いてきて、自分のお箸でつまんだりです。このような小さなことですが、私に気を使わないでいてくれることが、本当に嬉しかったです。

 

This year, Aid for Japan, www.aidforjapan.co.uk arranged a visit to England for two orphans of the 2011 tsunami. During their visit, the children, Maria (15) and Ryota (16) stayed with the families of children of a similar age who are studying Japanese.

 

The children had a full itinerary of sightseeing in London, but one of the highlights of their stay was a visit to the World of Beatrix Potter attraction in the Lake District.

Highlighting the many cultural differences between Japan and England, the polite Japanese habit of lifting a bowl to lips to finish off the contents drew attention during the children’s last lunch, at an Italian restaurant in Heathrow airport – perhaps an English etiquette lesson from Akemi Solloway, the trip’s organiser, will be needed at the start of their next visit!

 

Asked what they enjoyed most about their visit, Maria and Ryota responded “We enjoyed everything, and we liked everywhere we visited”. Maria in particular enjoyed her stay and wished she could have stayed longer – her ambition now is to come to England to study.

Akemi was very happy with the outcome of the long planned visit: “the children really opened up to me and felt able to talk about anything, even asking if they could share some of my food at dinner, something unheard of in Japan outside of close family”. Akemi   www.akemisolloway.com

 

 

2016年 イギリス招待旅行 ご報告

1.スケジュール

7/27 東京集合 東京泊

7/28 出発 羽田—ヒースロー

7/29 ウェルカムパーティー

7/30 各ステイ先でのサービス

7/31 各ステイ先でのサービス

8/1  ロンドン郊外の古城見学

8/2  ロンドン市内観光—タワーブリッチ、ロンドン塔

8/3  ロンドン市内観光—マダムタッソー

8/4  ロンドン市内観光

—ポートベローマーケット、ブリティッシュ ミュージアム

8/5  大使館 表敬訪問

8/6  各ステイ先でのサービス

8/7  各ステイ先でのサービス

8/8  ロンドン市内観光—バッキンガム宮殿、観光バス市内巡り

8/9  湖水地方 日帰り

8/10 帰国 ヒースロー —成田

8/11 成田着、東京駅にて解散

今年八月始めに、子供たちをイギリスへ招待しました。2週間程の日程で、イギリス人のお宅へホームステイという形でしたので、始めは戸惑いながらも、英語をぐんぐんと吸収していく姿がとても素晴らしいなと感じました。

カルチャーショックも多々あったようですが、10代という機会にこのように直接的に海外の文化に触れて色々と感じられるということは本当に貴重な体験にもなると子供たちの変わっていく様子をみながら実感致しました。

またイギリスに行きたいと、余ったポンドを替えずにとっておく姿に言葉以上の経験があったのだなと思いました。

また、イギリスはとても自然とチャリティ精神が身に付いてそれを色んな人が色んな形で行っているのだなということを勉強できました 。その会場から入場料のご寄付を頂いたり、レストランが食事を招待してくれたり。

日本でチャリティというと募金、とすぐ思ってしまいがちですがそうではない、自分たちの生活を通しての活動が自然とできていることに感動しました。日本でもボランティア活動をしているという特別なことではなく、自然と参加できる、そんな活動が日本でもできたらと感じました。

今回イギリスに連れていけたことは、ここ数年、地道に活動してくれた日本のスタッフのおかげでもあります。

イギリスから、日本から、今回もたくさんの方にお世話になりました。この場を借りて御礼を申し上げます。

早川純香