Date: April 4, 2012

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2012年4月の日本での活動報告

今回、震災孤児に会いに日本に行ったのは3名でした。
リーダー:田中 ソロウェイ 明美 「エイドフォージャパン」の創設者
そして、彼女から日本語を学んでいる英国人生徒
Mr Alistair Coffey (15歳)と Miss Josie Dunne (21歳)

日本訪問前の準備

  • 1、昨年12月に宮城県を訪問後、宮城県保険福祉部とメールでやりとりを続けました。
平成24年3月27日付け『子育て支援課』が作成し、震災孤児の関係者に配布するた『両親が死亡、行方不明のお子さんを親族が育てる場合の経済的支援一覧表』に加えていただく事ができました。公的と私的な団体が20以上並んでいます。そのリストの一番最後に「エイドフォージャパン」が掲載されております。外国からの正式な支援団体は、わたしたちだけです。
  • 2、仙台大学の教授で、『こども未来基金』の創設者の高成田教授と、昨年12月に仙台でお会いした後、メールや電話でやりとりを続けました。今回私たちの訪日の前に、「エイドフォージャパン」の活動内容を孤児の方々にお知らせしてくださり、一人の震災孤児と会う事を設定してくださいました。
  • 3、日本語を勉強中の英国人生徒2名は、孤児に日本語で絵はがきを書き、2月に送りました。イギリスの風景を紹介する目的もあり、ロンドンとオックスフォードの絵はがきを選び、日本語での内容は教師(ソロウェイ)から指導を受けながら、最終的に清書として、絵はがきに丁寧に日本語で文章を書きました。

 

宮城県での活動内容報告

2012年4月4日、成田空港に着きました。到着当日に仙台に移動し、仙台のホテルに宿泊。
4月5日
10時
NP0の三枝塾の方々と、ホテルのロビーにてミーティング(互いに自己紹介)
https://sites.google.com/site/saegusajuku/
将来、どのように一緒に活動できるかの可能性を話し合う。
11:10
宮城県保険福祉部内にてミーティング
子育て支援課の小林課長と小山班長に、『両親が死亡、行方不明のお子さんを親族が育てる場合の経済的支援一覧表』に加えていただいた事に対して御礼を述べる。小林課長と小山班長は、「エイドフォージャパン」が今後、宮城県だけではなく、他の県にも連絡をとる事に対して同意し、お二人からこれからの活動についての御助言を頂く。

13:00
東仙台駅近くの『ラサール ホーム』(児童養護施設)へ、12月に続き再度訪問。
http://www.h-lasalle.ed.jp/sendai/sendai01.htm 
説明:日本では『孤児院』という言葉は使わない。普通、『児童養護施設』というと、両親がいないか、いても一緒に住めない状況の子供が住む場所を言う。
私たちは、ロドリゴ園長先生、震災孤児の『Mちゃん』と彼女のケアーテイカーと会う。Mちゃんは、11歳女子で、両親、祖父母、弟を2011年3月11日の津波で亡くす。
私は、2011年12月に、2度『ラサール ホール』を訪れた。その時は、手紙と、イギリスから持参したクリスマスプレゼントの3つのぬいぐるみを、園に手渡し、Mちゃんには会う事ができなかった。
これが初めて震災孤児に会うので、不安と緊張でドキドキした。私の英国人2名が同行したのは、とても良かったと思う。二人がMちゃんに会った時、二人ともMちゃんに日本語で話をしようと試みた。仙台近辺では、12歳から学校で英語を勉強し始めるので、Mちゃんは全く英語がわからない。二人の生徒は、自分のペットの犬などの写真をMちゃんに見せたりしながら、話しかける。Mちゃんは、とっても嬉しそうだった。
私も含め3名、それぞれが英国からお土産を持参し、Mちゃんに渡す。そして、予想外に、Mちゃんもわたしたち個々に、英国に持って行くお土産を用意していてくれた。
それに、とても心のこもった手書きの手紙も、個々に渡された。わたしたちは感激し、声にだしてお互い読み合った。
Mちゃんが、漫画のような絵を描いたり、アニメを見るのが好きな事がわかった。それと、彼女の誕生日が12月24日だという事も、知った。
最後に、ロドリゴ園長先生、Mちゃん、ケアーテイカーの3人が、Mちゃんの寝室も含めて、施設全部を案内してくださった。1つの部屋に4つベッドがあり、4人一緒の部屋だった。Mちゃんの本箱には、私が10歳の時に好きだった少女漫画雑誌があった。

まりあちゃんからソロウェイ宛への手紙

ソロウェイさんへお手紙ありがとうございます。4月に会えることを知ってびっくりしました。それに、嬉しかったです。今は、日本は、春に近ずいているところです。ロンドンは、今どうですか。私ももうすぐ6年生になります。最高がく年になるので1年から5年をひっぱっていきたいと思います。あとソロウェイさんからもらったあの三びきのぬいぐるみは、ベッドでなかよくいっしょにねむっています。あとロンドンにはいろんな名しょがあるのでいいですね。私も一度行ってみたいです。私のへやの名前はカシオペアという名前です。そして泉ちゃん、りなちゃん、あやかちゃん、ちひろちゃん、ありさちゃん、ももなちゃん、さあやちゃんという友達がいます。みんなとなかよくできてよかったです。

ではまたあとで
 さようなら
            まりあより

Mちゃんから私たちへのお手紙(クリックで拡大できます。)

*この手紙をホームページに掲載してもよい、との許可を彼女から得ました。

15:30
仙台駅前から、石巻駅行きのバスに乗る。津波のため、まだ石巻までの電車は通っていない。
18:00
石巻のホテルにて、震災孤児と夕食。
高成田教授が、彼が創設者である『こども未来基金』関係の何人かの孤児に声をかけてくださり、「エイドフォージャパン」の紹介をしてくださる。16歳女子、”かなさん”と、彼女の15歳の弟だけが、私たちと会う事に興味を示した。高成田教授の説明によると、外国の人に会うのは怖いし、「エイドフォージャパン」は、新しい団体でまだ実績がないからではないか、という事。
でも、これから活動を続けて、良い関係を築きながら、活動をしていけば、将来、もっと興味を持ってくれる人は増えるのでは、との御助言を頂く。かなさんの弟は、バスケットのクラブがあり、会いに来る事はできなかった。
かなさんは、交通が不便なところに住んでいるため、高成田御夫妻が車を出してくださり、彼女を石巻のホテルまで連れてきてくださった。御夫妻も一緒に、皆で夕食を食べた。御夫妻の協力がなかったら、この夕食会は実現できなかっただろう。本当に心から感謝!
かなさんと弟は、父方の祖母と住んでいる。この祖母は、津波で息子を亡くしたわけだ。祖母は足が悪く、この兄弟は祖母を助けながら、強く生きようとしている。
かなさんは、英語の勉強が好きで、テクノ音楽も好きだ。ハリーポッターが大好きで、いつかイギリスに行ってみたいそうだ。Kさんは、とても恥ずかしがりやだが、英語が好きなので、わたしの2名の生徒に会って、嬉しそうだった。私の生徒も、はずかしがりやなので、互いに英語と日本語で、静かにゆっくり話をしていた。
皆、夕食の時間をとても楽しく過ごし、本当に良い雰囲気だった。

訪日を終えて

今回会った震災孤児たちを、2012年の今年のクリスマスの時期に、イギリスに招待したい。特に、Mちゃんの誕生日はクリスマスイブなので、是非、実現したい。
そのためにも、ファンドレイジングを頑張らなければいけない。
この目的に向けて、定期的な会合を始める予定だ。
また、5000ポンド以上、チャリティー団体の銀行にないと、チャリティー番号を得る事ができないので、さらにファンドレイジングの勉強して、前進しなくてはならない。

5月から現在までの活動報告

宮城県の子育て支援課のリストにわたしたちチャリティー団体が紹介されたので、現在、日本中から連絡がきております。特に、コンピューターを
使うことになれていないお年寄りの祖父母たちが、頑張ってイギリスにメールを送ってくださっています。

祖父母たちは、息子や娘を津波で亡くし、孫の成長に責任を持つ身になり、自分たちの年齢のこともあり、孫の将来にとても不安を感じております。イギリスから電話をかけて状況を聞いている段階ですが、遠い外国からの支援とお話を聞いてくれる事にとても感謝しており、小額でも応援してくれる事に感激しております。また、孫が将来イギリスに行く事ができ、英語が学べたら、と望んでおります。

それぞれの震災孤児に、英国人サポーター が20−30人付き、毎月10ポンドずつ寄付する制度で、サポーターには子供の写真が送られ、手紙も
書く事ができます。ボランティアが英語の手紙を、日本語に訳します。
2012年12月に3名の震災孤児がイギリスに来る事に、決まりました。ホームステイをしながら、日本語を勉強している生徒たちが、イギリスを案内します。
イギリス滞在中は、ロンドンの美術館、玩具やさん、クリスマスの飾りがきれいなリージェント通り、ハリーポッターツアー、オックスフォードなど観光します。そして、クレイトオーモンドストリート病院の学校や、リッチモンドの中学校を訪問して、折り紙、書道などの日本文化を紹介します。